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旧日本軍の南京占領から83年、中国が追悼式典

江蘇省南京市で開いた追悼式典(13日午前)

【南京(中国江蘇省)=松田直樹】中国は旧日本軍の南京占領から83年となる13日、南京市内の「南京大虐殺記念館」で犠牲者の追悼式典を開いた。2014年に国家レベルに式典を格上げして以降、7回目の開催となった。習近平(シー・ジンピン)国家主席ら最高指導部のメンバーは3年連続で出席を見送った。

式典で登壇した党中央組織部の陳希部長は「日本が起こした戦争で30万人の犠牲者が出たというのは事実だ」と強調した。一方で「(日本とは)今後も協力し、新しい道を切り開いていく必要がある」と語り、日本に対して一定の配慮を示した。

事件から80年目の節目となった17年の式典は習氏が出席したが、今年も姿はなかった。11月には中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相が訪日し、菅義偉首相と会談。王氏は「感染症対策や経済回復の分野で協力していく」と強調し、11月末にはビジネス目的で日中の往来も再開している。

式典での演説内容はこれまで日中関係に関わることが大半だったが、陳氏は「中国は平和を愛し、覇権主義には断固反対する」と述べた。対立が深刻化している米国が念頭にあるとみられ、追悼式典の場でもけん制した。中国メディアによると、市民や政府関係者ら3000人程度が参加した。新型コロナウイルスの影響で例年よりも人数を制限していた。

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