獺祭はNYへ、ドンペリの巨匠は富山へ 日本酒の底力
SAKEイノベーション(2)
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世界における日本酒のビジネスとしての可能性を確信し、果敢に挑む人々がいる。ワインの道を究めた「ドンペリの巨匠」が、日本の富山県で2021年春に酒蔵を完成させる。日本酒全体の輸出金額の15%近くを占めトップランナーを自負する「獺祭(だっさい)」は、米国・ニューヨーク州で22年にも酒蔵を稼働する。
「日本酒の世界市場でのポテンシャルは非常に大きい。一方、日本国外では過小に評価されている」。こう断言する...
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日本酒が世界に通ずる「SAKE(サケ)」として飛躍しています。足元はコロナ禍で外食需要が落ち込みますが、日本の食文化を発信し収束後には観光を魅力的にする成長性を秘めています。そんなお酒をめぐる革新のうねりを追います。
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