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11月の車名別販売、「ヤリス」3連覇 SUV人気

自動車販売会社の業界団体が4日発表した11月の車名別新車販売台数で、トヨタ自動車の「ヤリス(旧ヴィッツ)」が首位となった。3カ月連続でトップと好調で、他車種でも新型効果のある車は好調を維持した。ただ新型コロナウイルスの感染拡大が続いているほか、昨年が増税影響や災害被害で販売が落ち込んでいた反動による増加もある。先行きに不透明さが漂う状態が続きそうだ。

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)がまとめた。

首位のトヨタ「ヤリス」は2月に発売した。11月の販売台数は1万9921台と、登録車(排気量660cc超)と軽自動車を合わせて最も多く、3カ月連続で首位を守った。8月末には小型多目的スポーツ車(SUV)タイプの「ヤリスクロス」も発売し、月間販売目標の4100台に対して受注は発売から約1カ月で3万9000台に達した。価格も約180万円からと抑えており、コロナ下でも販売は好調だ。

2位はホンダの軽自動車「N-BOX」で前年同月比16.6%減の1万5685台。10月は前年を上回ったが、12月以降に改良を控えていることもあり伸び悩んだ。3位はスズキの軽「スペーシア」で6.2%減の1万2027台だった。

登録車と軽をあわせた上位10車種のうち、前年を割りこんだのは4車種と10月の2車種から悪化した(前年比較できない車種を除く)。特に軽自動車で前年割れが目立った。全面改良から時間が経っている車種が多いこともあり、前年を下回った4車種のうち3車種が軽自動車だった。

一方で好調なのは新型効果のある登録車で、6月に新型を発売した8位のトヨタ「ハリアー」は461.7%増の9897台と大幅に伸びた。4位でトヨタがダイハツ工業からOEM(相手ブランドによる生産)供給を受ける「ライズ」も42%増の1万627台と販売を伸ばしている。

車名別では各車種の改良のタイミングなどの影響もあり、人気車種でも安定的に販売を伸ばしているのは新型車が多い。また11月の新車販売全体は6.7%増の約41万台で2カ月連続で前年を上回ったが、2019年10月が増税の影響での販売減や台風による受注減の反動増という側面もあり、安定した回復とはいえない。

販売店でも「前年と比べれば伸びていても、それ以前と比べると受注ペースは速いとはいえない。コロナの感染拡大も続き、オンラインの活用など来店する人以外へのアプローチも考えないといけない」(関東地方の販売店)といい、まだ楽観視はしていない。需要喚起に向け販売店も工夫するが、市場の本格的な回復には時間がかかりそうだ。

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