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小売株に売り、ワクチン供給遅れを警戒 売上高も低調で

4日の東京株式市場では小売業種に売りが目立ち、業種別日経平均の小売業は3日続落した。米製薬大手の新型コロナウイルスワクチンの年内供給量が計画より縮小すると伝わり、業績回復期待が後退した。良品計画ワークマンなど好業績が期待されていた銘柄で、11月の売上高が低調だったことも先行き懸念につながっている。

業種別日経平均の小売業は1日に年初来高値をつけた後、一転して下落している。ワクチン期待を背景にした上昇に一服感が出るなか「ファーストリテイリングイオンなどけん引役となってきた銘柄で利益確定を優先する動きが海外勢からも出ている」(大手証券のトレーダー)。

主力銘柄の月次業績に失速感が出ていることも先行き懸念につながっている。良品計画は2日に発表した11月の既存店売上高が前年同月比6.6%の減収に転じ、失望売りを呼んだ。同社の株価は4日までの3日間で約1割下落し、約2カ月ぶりの安値を更新した。

作業服大手のワークマンも1日発表の11月の既存店売上高が弱含み、株価が急落。4日も一時3%安まで売られ、約3カ月ぶりの安値をつけた。「期待値が先行して織り込まれていた分、現実の数字を見て売りが出やすくなっている」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジスト)

新型コロナの感染拡大を受け、大阪府は4日から15日まで府民に不要不急の外出自粛を求めた。経済活動を再び抑制する動きが出るなか、12月の売り上げは回復が期待しにくい。「年明け以降も人々の移動が制限される可能性は高く、内需の中でも実店舗に根ざしたビジネスは特に逆風が強まる」(ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジスト)との見方が出ている。

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