三井E&SHD、環境プラント事業の一部を売却
JFEエンジに

三井E&Sホールディングス(HD)は3日、環境リサイクル・バイオガス関連のグループ会社を2021年4月にもJFEエンジニアリングに売却すると発表した。売却額は非公表で、対象となる従業員は700人強。JFEエンジには化学プラント事業を譲渡しており、追加の事業再編となる。
グループ会社の別海バイオガス発電(北海道別海町)と西胆振環境(同室蘭市)の全株式を三井E&S環境エンジニアリング(MKE、千葉市)に承継させたうえで、MKEの株式をJFEエンジに譲渡する。今回の売却でごみ焼却や汚泥処理施設の建設・運営からは撤退し、バイオガス発電設備事業は一部を海外で手掛ける形となる。
MKEの20年3月期の売上高は、前期比19%増の181億円。家畜排せつ物などバイオマスを利活用するプラントのEPC(設計・調達・建設)や運営などを手掛ける。