ハーレーダビッドソン、初の電動バイクを日本で発売

米二輪車大手ハーレーダビッドソンは3日、初の電動バイク「ライブワイヤー」を日本で発売した。同日から予約を受け付け、2021年2月頃から順次納車する。スポーツバイクタイプで米などでは19年に発売していた。税込み価格は349万3600円。約3秒で時速100キロに到達する走行性能を持ち、航続距離は最大235キロメートル。
同日の発表会でハーレーダビッドソンジャパンの刀祢一彦フィールドオペレーションズディレクターは「クラッチ操作もなくアクセルだけで、これまでにないような運動性能を発揮する。ハーレーの新たな道への第一歩だ」と力を込めた。


アジアへの投入は日本が初めて。普通充電に加えて急速充電規格「CHAdeMO(チャデモ)」に対応し、電気自動車(EV)向け急速充電器を使える。満充電までの時間は普通充電だと12時間程度だが、急速充電なら1時間で済む。最大航続距離は市街地で235キロメートル、高速道路では152キロメートルとなっている。
最大の走行性能を引き出す「スポーツモード」や雨天時などにスリップなどを抑える「レインモード」など7つの走行モードをタッチディスプレーで選べる。色はオレンジとブラックの2色を用意した。運転には大型二輪免許が必要となる。全国の正規販売店のうち13店舗で販売を始め、取扱店舗を拡大していく。店舗には急速充電器も設ける予定だ。
(為広剛)