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香港紙創業者も収監 禁錮刑の周庭氏は上訴申請

【香港=木原雄士】香港の西九龍裁判所は3日、香港紙・蘋果日報(アップル・デイリー)創業者の黎智英(ジミー・ライ)氏の詐欺罪に関する初公判で、保釈を認めなかった。裁判官は2021年4月の次回公判までの勾留を決め、黎氏は刑事施設に収監された。

警察署に出頭したアップル・デイリー創業者の黎智英氏(2日、香港)=ロイター

19年の違法デモを巡り禁錮10月の実刑判決を受けた民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)氏が上訴を申請したことが3日、分かった。高等法院(高裁)が9日にも保釈や上訴を認めるかどうか決める見通しだ。

アップル・デイリーは中国共産党に批判的な論調で、民主派支持が鮮明だ。香港メディアによると、黎氏は政府系機関が管理する本社の土地を黎氏の関連会社が目的外で使用した罪などに問われた。アップル・デイリーを発行する会社幹部2人も詐欺罪で起訴された。

黎氏は8月に香港国家安全維持法違反の容疑で逮捕された後、保釈となった。保釈された際の条件として2日に警察へ出頭した際、別件の詐欺罪で起訴されていた。今回も保釈を申請したが、裁判官は「逃亡のおそれがある」との理由で却下した。黎氏は高裁に保釈を再申請できる。

黎氏は香港国安法に絡む保釈中もオンラインで有識者と対談するなど積極的に活動し、中国を繰り返し批判していた。

香港では2日、活動家の周庭氏や黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏に禁錮刑が言い渡されたばかり。最近では「民主派に甘い判決をした」などの理由で裁判官が親中派から批判されるケースが目立つ。当局は様々な手段を使って民主派を取り締まる方針で、裁判官への圧力も強まっている。

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