東急、楽天のPCR検査キット採用 介護職員らに

東急は3日、従業員の新型コロナウイルス感染の有無を調べるため、楽天のPCR検査キットを採用した。自宅や職場で検体を取り、郵送して検査する仕組み。東急グループで介護や学童保育に携わる従業員らに検査を受けてもらう。感染の早期検知やクラスター(感染者集団)の発生防止に役立てる。
東急はまず介護事業の東急ウェルネス(東京・渋谷)と学童保育の東急キッズベースキャンプ(同・世田谷)の全従業員、約1650人の検査に活用する。「今後は他の事業に携わる社員への検査も検討する」(東急)という。これまでは東急グループの病院で検査していたが、郵送のキットで検査効率を上げる。
楽天のキットは唾液で検査できる試薬をもつタカラバイオと共同で開発した。1回の検査の価格は税別7980円。検査キットと検査費用、配送費、結果通知などを含む。