受発注電子化、フリーがクラウドソフト 請求など効率化

会計ソフトのフリーは2日、事業者間の受発注業務をオンラインで完結するクラウドソフトを開発したと発表した。紙でのやり取りが多い見積もりや発注、請求業務をデジタル化し、事務作業の時間やコストを削減できる。新型コロナウイルス下でテレワークが広がるなか、フリーランスなどに業務を外注する企業の取引を効率化する。
クラウドソフト「スマート受発注」の提供を同日始めた。利用料金はかからない。企業の担当者がパソコンやスマートフォン上で納期や金額などを入力すると、受注者は電子データとして内容を画面上で確認できる。
受注内容をもとに請求書も手軽に作れる。紙や電子メールでやり取りする手間が省ける。
経理担当者らは書類やデータの送付を待たずに、社外からでも取引内容をすぐに確認できる。取引データを会計処理する際はフリーの会計ソフトに自動的に取り込めるほか、書類としても出力できる。