神奈川のリサイクル企業、経産局通じ新興の連携先募集
産業廃棄物処理・再資源化の三友プラントサービス(相模原市)は、関東経済産業局のプロジェクトを通じて、資源リサイクルの新事業で連携するスタートアップ企業を募集する。スタートアップの意思決定の速さを生かして新領域を開拓するほか、事業効率化につなげる考えだ。
企業が求める技術やサービスについて、スタートアップとマッチングする経産局のプロジェクト「共創アクセラレーターチャレンジ」に参加する。募集期間は4日までで、連携できそうなスタートアップ企業と、実証実験に向けて交渉する。
同社はこれまで、大手コーヒーチェーン店で廃棄されたコーヒー豆のかすから牛の飼料を製造するなどのリサイクル事業に取り組んできた。分野や業種を問わず、幅広く連携相手を探すためプロジェクトに参加した。
同社の工場は有害物質を測定する検査装置などを保有している。スタートアップに設備を貸し出し、環境やエネルギーに関わる新技術の創出を目指す。工場を効率運用する技術開発にもつなげる。
同プロジェクトでは精密小型モーターのシナノケンシ(長野県上田市)、不織布成形品製造・販売の大塚産業マテリアル(滋賀県長浜市)もスタートアップの連携相手を募集する。