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ベンゼン、アジア向け価格が大幅高

域内需要回復、米国向け輸出も増える

合成樹脂や合成ゴムの原料となる基礎化学品ベンゼンのアジア向け価格が大幅に上昇した。指標となるENEOSの12月の契約価格は前月に比べ115ドル(25%)高い1トン575ドル。2カ月連続で上昇し、3月以来の高値となった。アジアの需要が上向いている半面、供給が伸び悩んだ。

ベンゼンは主にスチレンに加工する。スチレンを使う合成樹脂は、家電製品や自動車部品向けが中国などの需要回復で引き合いが強い。弁当容器に使うポリスチレンも持ち帰り容器の需要が堅調だ。アジア市場のスチレン高につれ、ベンゼンも値上がりしている。

ベンゼンは合成繊維原料パラキシレンと同時に生産される。足元では合繊の需要が振るわず「(パラキシレン減産で)ベンゼンの生産が減少傾向にあり、値上がりにつながっている」(化学大手)との指摘がある。

アジアからベンゼンを調達する米国ではベンゼンを原料に使うプラントの定期修理が一巡した。米国内の不足感が強まれば、米国向け輸出が増え、アジアでのベンゼンの需給が一段と引き締まる可能性がありそうだ。

アジア向け価格の上昇を受け、日本国内の想定価格は前月に比べて11.5円(21.5%)高い1キログラム64.9円と2カ月連続で上昇。3月以来の高値となった。

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