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人工培養鶏肉の販売を承認 シンガポール政府、世界初

【シンガポール=中野貴司】米新興企業のイート・ジャストは2日、シンガポール当局から、鶏の細胞から培養した人工鶏肉の販売の承認を受けたと発表した。同社によると、動物の細胞から直接つくられた人工肉が当局から承認を受ける世界初の事例になる。

米イート・ジャストの人工鶏肉を使ったナゲット(同社提供)

同社の人工鶏肉は鶏肉の細胞を培養してつくり、たんぱく質やミネラルなどの栄養素を豊富に含む。同社は製造過程などの情報をシンガポール食品庁と共有し、安全性に問題がないとの評価を受けた。米インポッシブル・フーズなど多くの新興企業が人工肉の開発・生産にしのぎを削っているが、多くは大豆など植物由来の原料をもとにしている。

イート・ジャストはシンガポールの食品製造業者と提携し、近く人工鶏肉からつくった食品を販売する計画。10月には、シンガポールに代替卵の製造拠点を設ける計画も発表している。

食料自給率が10%程度にとどまるシンガポールは、最新の農業・畜産技術のハブになることを目指しており、製造拠点の誘致にも積極的だ。政府系投資会社、テマセク・ホールディングスは8月に、医薬・農薬大手の独バイエルと米国に都市型農業に適した野菜の品種を開発する新会社を設立した。

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