減損7430億円、8年ぶり規模 上場企業4~9月
コロナの打撃深く V字回復狙いも
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上場企業が2020年4~9月期決算で計上した減損損失は7430億円と、上半期では長引く円高が重荷となった2012年4~9月期以来8年ぶりの高水準となった。減損処理は通常は期末が多い。今年は弾力的な運用も認められていたが、新型コロナウイルスの感染長期化は不可避とみて前倒しの減損に踏み切る企業が多かった。好業績でも不採算部門にメスを入れて、収益のV字回復を狙う企業も目立つ。
減損は生産設備や土地、のれ...
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