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11月の投信、5カ月ぶりの資金流出超過

11月の国内公募追加型株式投資信託(上場投資信託=ETFを除く)の資金動向は、設定額から解約額を差し引いて約4370億円の資金流出超だった(QUICK資産運用研究所推計)。設定額が解約額を下回るのは6月以来5カ月ぶりで、流出超過額は昨年4月(6100億円)以来1年7カ月ぶりの多さだった。

投資対象別にみると、国内株式型からは約4600億円の資金が流出した。流出額は前月の1020億円を大幅に上回り、2016年12月(4920億円)以来の多さ。日経平均がおよそ29年半ぶりの高値圏に上昇したことで利益確定売りなどが出たとみられる。不動産投資信託(REIT)型やバランス型も資金流出に転じた。一方、海外株式型には資金流入が続いた。

個別ファンドでみると、資金流出額の上位には日経平均株価に連動するインデックス型(指数連動型)など国内株式関連や投資一任サービス専用のファンドが目立った。流出超過額が最も大きかったのは、野村アセットマネジメントの「野村日本株インデックス(野村投資一任口座向け)」で448億円。日本株の上昇で資産配分の見直しに伴う売りが出たとみられる。

2位は日興アセットマネジメントの「グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)」で347億円だった。3位はアセットマネジメントOneが運用するインデックス型の「日経225ノーロードオープン」で312億円。前月は21億円程度の流入超過だったが、11月は日経平均の上昇を受けて解約が優勢に転じた。

一方、資金流入額が最も大きかったのは、 アセットマネジメントOneの「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)<愛称:未来の世界(ESG)>」で614億円。7月の設定から資金流入が続き、5カ月連続で資金流入トップを維持している。2位は日興アセットマネジメントの「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド<愛称:ゼロ・コンタクト>」で492億円。

流入上位10本のうち2本は新規設定ファンドだった。アセットマネジメントOneが11月30日に設定した「One円建て債券ファンド2020-11<愛称:円結び 2020-11>」は8位に、三井住友DSアセットマネジメントが同26日に設定した「京都企業株式ファンド(資産成長型)」は10位にランクインした。

(QUICK資産運用研究所 竹川睦)

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