/

「思い出さない日ない」 笹子事故8年、遺族ら献花

(更新)
中央自動車道笹子トンネルの天井板崩落事故から8年となり、追悼慰霊式で献花する遺族(2日午前、山梨県大月市)=共同

2012年に9人が死亡、3人が重軽傷を負った中央自動車道笹子トンネル(山梨県)の天井板崩落事故は2日、発生から8年となった。事故が起きた午前8時すぎ、遺族らがトンネルの東京側に設置された慰霊碑に献花、黙とうした。遺族は「8年たっても、思い出さない日はない」と、悲しみをかみしめた。

天井板崩落事故の現場となった中央自動車道笹子トンネル上り線(2日午前、山梨県大月市)=共同

現場から約8キロの初狩パーキングエリア内にある別の慰霊碑前で、中日本高速道路(名古屋市)が開いた追悼慰霊式には、遺族や同社役員ら約20人が出席。宮池克人社長は犠牲者の名前を読み上げ「事故後に入社した社員が3割になった。安全を最優先に、自律的に行動できる人材を育成する。改めて深くおわび申し上げる」と頭を下げた。

今年の追悼慰霊式は新型コロナウイルス対策として規模を縮小、国土交通省や山梨県の関係者の出席は見送った。遺族代表のあいさつも取りやめた。

式の後、事故で亡くなった石川友梨さん(当時28)の父、信一さん(71)=神奈川県横須賀市=は「8年たっても、むなしさと切なさと悔しさがこみ上げるばかりだ」。松本玲さん(当時28)の父、邦夫さん(69)=兵庫県芦屋市は「娘を思い出さない日はない。不起訴が確定し、事故の過失を問う制度が整ってないと痛感した」と語った。

事故は12年12月2日、上り線笹子トンネルで天井板が138メートルにわたり崩落。業務上過失致死傷容疑で書類送検されるなどした事故当時の社長ら10人は全員が不起訴処分となり、今年4月に捜査が終結した。〔共同〕

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン