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NYダウ反発185ドル高 ナスダックとS&P500は最高値

【NQNニューヨーク=岩本貴子】1日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比185ドル28セント(0.6%)高の2万9823ドル92セントで終えた。新型コロナウイルスのワクチン実用化が近づいているとの期待から、景気敏感株に買いが入った。米連邦準備理事会(FRB)の低金利政策の長期化思惑もあり、主力ハイテク株にも資金が流入した。

米国ではワクチンの接種が12月中にも開始されるとの見方が広がっている。米政府でワクチン開発を指揮するチームのモンセフ・スラウイ首席顧問は1日、米メディアのインタビューで「米国民は2021年6月までにワクチンを接種できる」と述べた。多くの投資家は21年春以降のワクチン普及に伴う、景気回復を想定している。

FRBのパウエル議長は1日、米上院銀行委員会での議会証言に臨み、米経済回復について「道のりは長い」と指摘した。FRBが低金利政策の長期化で景気回復を支えるとの見方も相場を押し上げた。

一時は400ドル超上昇したダウ平均は上げ幅を縮小する場面もあった。与党共和党と野党民主党の議員が超党派でまとめた新型コロナウイルスを巡る9080億ドル規模の追加の経済対策案について、「米共和党上院トップのマコネル院内総務は協議を拒否した」と伝わった。同法案は両党の上層部からの支持を得られておらず、成立は難しいとの見方がある。

長期金利の上昇を受けて、ゴールドマン・サックスなど金融株が買われた。航空機のボーイングや化学のダウなど景気敏感株が上げた。独ビオンテックと共同開発するコロナワクチンの使用許可を欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)に申請した製薬のファイザーも上昇した。一方、顧客情報管理(CRM)のセールスフォース・ドットコムは売られた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も反発。前日比156.369ポイント(1.3%)高の1万2355.106と過去最高値を更新した。クアルコムやマイクロン・テクノロジーなど半導体関連株が買われた。スマートフォンのアップルなど主力ハイテク株も総じて上昇した。

多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は前日比40.82ポイント(1.1%)高の3662.45と過去最高値を更新した。

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