産業機械輸出、回復も中国頼み　感染再拡大の影響懸念

国内の産業機械の輸出回復が遅れている。日本産業機械工業会（東京・港）がまとめた2020年4～9月の輸出実績（主要約70社）は前年同期比3.1%減の5241億円と3期連続のマイナスだった。新型コロナウイルスからの景気回復を目指す中国のほか、中東で受注が伸びた。一方で東南アジアは感染拡大による工事の遅れが顕在化している。9月の輸出実績も2カ月ぶりにマイナスに転じた。欧米など世界的に感染の再拡大も進む中...