イオンモール、子会社のOPAを再編 立地条件で分割
イオンモールは1日、商業施設を運営する子会社のOPA(千葉市)を再編すると発表した。同社の一部事業を店の立地条件などで分割した上で吸収合併し、地域密着度の高い施設はイオンモールと一体運営する。一方でターミナル駅に併設する都市型施設は引き続きOPAが運営を担う。
新型コロナウイルスの感染拡大で消費者の行動が変わる中、それぞれの立地に応じて店づくりを変え、迅速に経営判断できる体制を整える。
2021年3月1日付で現在のOPAを分割した上で、地域密着度の強い14施設はイオンモールが吸収合併する。「河原町オーパ」(京都市)や「水戸オーパ」(水戸市)などが含まれる。一方でターミナル併設施設の運営は分割された形で発足する新生OPAが担う。「三宮オーパ」(神戸市)や「横浜ビブレ」(横浜市)など8施設が入る。
OPAはダイエーの子会社を起源とするファッションビル。16年3月にイオンモールの100%子会社となっていた。