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里見四冠が勝ち奪取に王手 将棋・女流王座戦第3局

(更新)
女流王座戦第3局で西山女流王座(手前)に勝利し、タイトル奪取に王手をかけた里見女流四冠(1日、神奈川県秦野市)

将棋の第10期リコー杯女流王座戦(特別協力・日本経済新聞社)五番勝負の第3局が1日、神奈川県秦野市の陣屋で指され、午後5時17分、97手で先手の挑戦者、里見香奈女流四冠(28)が西山朋佳女流王座(25)を破り、対戦成績を2勝1敗としてタイトル奪取に王手をかけた。

持ち時間各3時間のうち、残りは里見女流四冠17分、西山女流王座8分。第4局は9日、東京都渋谷区の将棋会館で指される。

(投了図は▲3二銀まで)

定刻の午前10時、立会人、中村太地七段の合図で始まった将棋は、挑戦者が初手から5筋の歩を伸ばし中飛車に。女流王座もすかさず3筋に飛車を振る。振り飛車を得意とする両者とも譲らず、第1局に続いて相振り飛車の出だしとなった。

後手玉が美濃囲いに収まる間に、先手は飛車を8筋に振り直し攻めの形をつくる。居玉のまま左桂を跳ねた先手が「細い攻め」(里見女流四冠)をつなぐ展開に。後手は受け続ける神経戦になったが、入玉含みに玉を上がった62手目「7三玉辺りから暴発してしまった」(西山女流王座)。歩を駆使した攻めがうるさく、先手優勢になった。

終盤、里見女流四冠は自陣の銀も見捨て一直線に後手玉に襲いかかる。最後まで居玉のまま自陣の飛車もさばいて後手玉を仕留め、2勝目をあげた。解説の伊藤真吾五段は「7三玉が勝負の分かれ目だった。最後、緩み無く寄せたのはさすが"出雲のイナズマ"」と挑戦者をたたえた。

〈指し手〉

▲5六歩△3四歩▲5八飛△3二飛▲6八銀△6二玉▲5七銀△7二銀▲7六歩△7一玉▲9六歩△9四歩▲8六歩△5二金左▲8五歩△4二銀▲6六角△6四歩▲8八飛△6三金▲7七桂△8二玉▲8四歩△同歩▲同飛△8三歩▲8九飛△3五歩▲3八金△4四歩▲4八銀上△7四歩▲8五桂△5四歩▲9五歩△同歩▲9三歩△6五歩▲7七角△9三桂▲同桂成△同香▲6六歩△同歩▲同角△6五歩▲7七角△8四歩▲9四歩△同香▲8六桂△8三銀▲9四桂△同銀▲8四飛△8三銀▲8五飛△8四歩▲9五飛△9四歩▲9八飛△7三玉▲8五歩△同歩▲9五歩△8六桂▲9七飛△8四桂▲5五歩△4五歩▲5四歩△7七角成▲同飛△8八角▲9一角△6二玉▲6七飛△5六歩▲6四香△5七歩成▲6三香成△同玉▲6五飛△5二玉▲5三金△同銀▲同歩成△同玉▲6一飛成△6二金▲4一竜△6三香▲6五歩△4二飛▲5四歩△4三玉▲3二銀まで97手で里見女流四冠の勝ち

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