会計ソフトなど26社、銀行システムの接続仕様を共通化
会計ソフトのクラウドサービスを手がけるフリーウェイジャパン(東京・千代田)など26社は1日、銀行のシステムと接続するための共通仕様を策定する「銀行共通API開発研究会」を発足したと発表した。システム接続の仕様を共通化することで、銀行システムと自社の製品を連携させたいソフトウエア会社やフィンテック企業の開発負担が減るという。
現状では、多くの銀行が外部システムと連携する仕組みである「API」を公開しているが、その仕様は銀行ごとに異なっている。このため、銀行システムと接続したいソフト会社などは各行向けに個別に対応しなければならなかった。
研究会は年内に共通仕様を策定。2021年2月をメドに銀行や関係省庁に公開する予定だ。銀行などの意見を反映しながら採用を促していく。(矢口竜太郎)