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ブラジルのアマゾン森林消失面積、前年比9.5%増

【サンパウロ=外山尚之】ブラジル国立宇宙研究所(INPE)は30日、7月までの1年間でアマゾンの熱帯雨林の森林消失面積が前年の同じ時期より9.5%多い1万1088平方キロメートルに広がったと発表した。ボルソナロ大統領が森林保護に消極的だとして、欧米諸国は非難している。

アマゾン熱帯雨林では森林火災が増加している(8月、北西部ロンドニア州)=ロイター

前年実績を上回るのは3年連続。消失面積は3年前から約6割増えた。12年ぶりの広さで、岐阜県に相当する面積の森林が消えた。温暖化による乾燥で森林火災が発生しやすくなったことや、違法伐採が相次いだことが要因だとの見方もある。

2019年にボルソナロ政権が発足した後、アマゾンの熱帯雨林では違法な農牧地の開発や木材の販売が横行しているが、政権は監視強化に積極的でない。ボルソナロ氏は9月の国連総会で「メディアが政治問題化している」と述べ、消失はブラジル政府の責任ではないと主張した。

これに対し、フランスなど欧州主要国はブラジル政府が森林保護に取り組まなければ、既に欧州連合(EU)がブラジルと政治合意した自由貿易協定(FTA)を締結しないと警告した。米大統領選で当選を確実にしているバイデン前副大統領はブラジルへの経済制裁を示唆している。

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