砂糖、9カ月ぶり高値圏 インド・ブラジルで供給減観測
輸出支援の停滞や天候不順で 国内卸値に上昇圧力も
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砂糖の国際価格が9カ月ぶりの高値圏に上昇している。主要生産国での財政悪化に伴う輸出支援の停滞や天候不順など供給懸念が表面化し始めたためだ。原油相場の持ち直しで砂糖からバイオ燃料への生産シフトも予想され、需給は締まる見込み。国内卸値にも波及する公算が高まりそうだ。
砂糖の原料となる粗糖は指標となるニューヨーク先物(期近)が現在1ポンド14.5セント前後で推移している。直近安値の4月下旬と比べ6割ほど...
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