大阪府、30日の新規感染262人 重症病床の使用率6割超
(更新)

大阪府は30日、新型コロナウイルスの新たな感染者を262人確認したと発表した。新たに21人が重症となり、30日時点の重症者は124人。重症病床の確保数(206床)に対する使用率は60.2%で、1カ月前から約5倍の水準になった。感染拡大の「第2波」のピーク時(38.3%)も大幅に上回っている。
府内の累計の感染者数は2万273人になった。新規感染者のうち、感染経路が不明なのは約6割を占める。80~90代の男女計4人が死亡し、累計の死者数は320人。PCR検査などの陽性率は8.5%だった。
府の独自基準「大阪モデル」では、30日時点では「黄信号」が点灯している。重症病床の使用率が70%以上になった場合、非常事態の「赤信号」が点灯する。
府は赤信号になった場合、外出自粛の要請や一部施設への休業要請など、現在の「2時間以上、5人以上の飲み会」の自粛要請より踏み込んだ対応を検討する見通しだ。

新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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