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双日、水素を液体化して安定輸送 中国で実証実験

フレイン・エナジーが開発した、MCHを水素とトルエンに分離する装置

双日は30日、水素の効率的な供給網づくりに向けて調査を始めると発表した。水素を有機溶剤の一種であるトルエンと反応させて液体化し、安定した状態で運ぶ。関連技術を持つ北海道の企業と連携し、燃料電池車(FCV)の普及が進む中国・山東省で実証実験を計画する。ノウハウを積み、日本での展開も視野に入れる。

双日と水素関連装置開発のフレイン・エナジー(札幌市)が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から調査を受託した。2020年度末までに、許認可、水素の需給などを調べる。結果を踏まえ、21年度から23年度にかけて貯蔵と運搬の実証実験に着手する。

山東省は化学工場などが多く、副産物として水素も多くつくられる。そのため同省では水素活用の取り組みが盛んで、燃料電池バスなどの普及も進む。ノウハウを積むのに適した地域として調査と実証実験の場に選んだ。

水素をトルエンと反応させてメチルシクロヘキサン(MCH)と呼ばれる常温・常圧で安定的な液体に変換し、ガソリンのように運搬する。運搬後に水素とトルエンを分離し、水素は水素ステーションに供給する一方でトルエンは再度MCHの生成に再利用する。MCHに変換すると、容積は水素ガスの約500分の1に圧縮できる。

山東省でノウハウを積み、中国国内だけでなく日本などでも水素供給網づくりをめざす。

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