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米ブラックフライデー、通販が22%増 店舗は客足半減

【ニューヨーク=白岩ひおな】米国の個人消費の勢いを占う27日のブラックフライデーは、通販の支出額が昨年に比べ22%増えた一方、実店舗の客足は52%減と大幅に減った。新型コロナウイルスの感染拡大下で消費者は店頭に足を運ぶのを避け、年末商戦の主戦場はオンラインに移った。

米アドビによると、感謝祭翌日にあたるブラックフライデーで消費者が通販での商品購入に費やした金額は90億ドル(約9400億円)に上り、前年比21.6%増えた。米国の1日あたりの通販での消費額としては昨年のサイバーマンデーに次ぐ2番目の規模だ。人気のウエアラブル端末や家電製品のほか、従来は店頭での購入が多かった衣服や食料品の注文も増えた。

同社は米国でのオンライン販売が上位100位までの小売企業のうち、80社のウェブサイトを分析している。ブラックフライデーのオンライン支出額は1分あたり630万ドルに達した。スマートフォンでの購入は前年比25.3%増の36億ドルで、オンライン全体の支出の40%を占めた。オンラインで注文して店頭で受け取るピックアップサービスの利用も52%増えた。

一方、センサーマティック・ソリューションズのデータによると、ブラックフライデーの店舗の客足は昨年に比べて52.1%減った。行列や混雑を避ける心理が働いたとみられる。小売り各社が「ドアバスター」と呼ばれる店頭限定の目玉商品をオンラインで早期から購入できるようにしたことも店舗から通販への移行を後押しした。

26日の感謝祭の祝日は米小売り最大手ウォルマートやディスカウントストアのターゲットを含む多くの小売業者が休業したため、利用客数は前年比で94.9%減少した。例年はブラックフライデーの前夜祭という位置付けで、前倒しで営業する店も多かった。

オンラインの好調ぶりは今後も続きそうだ。30日には、米国でネット通販企業が一斉に大幅な値引きを行う感謝祭翌週の月曜日「サイバーマンデー」を迎える。アドビによると、サイバーマンデーでの支出は前年比15~35%増の108億ドル~127億ドルと過去最高を記録する見通しだ。 

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