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「アウティング」異例の和解 企業謝罪、男性に解決金

東京都豊島区の会社に勤務していた20代の男性の性的指向を、上司が勝手に暴露(アウティング)したため精神的苦痛を与えたとして、会社側が謝罪し、解決金を支払うことで男性と和解したことが28日、関係者への取材で分かった。アウティング被害を巡る争い自体が珍しく、和解に至るケースは極めて異例。

男性は6月、アウティングを禁止する豊島区の条例に基づく申し立てをし、区側のあっせんを受けていた。取材に「社会や職場からアウティングをなくすきっかけになってくれればうれしい」と話した。

男性を支援する労働組合「総合サポートユニオン」によると、男性は2019年に入社する際、自身の性的指向を会社側に明かし「同僚には自分のタイミングで伝えたい」と説明していた。しかし、同年夏に同僚のパート女性が男性を避けるようになり、上司はその後、男性の性的指向を女性に伝えていたことを明らかにした。男性は精神疾患になり、休職した。

男性とユニオンは会社側と交渉し、今年10月下旬に会社がアウティングを認めて和解。精神疾患の発症についても会社側の責任を認めた。男性は年内にも労災申請する方針。会社は取材に「和解したことは事実。真摯に受け止め、今後、再発防止に努める」とした。

豊島区の男女共同参画推進条例は「本人の同意なくして性自認や性的指向を公表してはならない」と規定。罰則はないが、区民や区内に勤める人は苦情や救済を求めることができる。〔共同〕

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