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台湾GDP、20年は2.54%増に大幅上方修正 輸出好調

台湾は新型コロナの感染拡大を抑え、経済は回復基調にある(11月、台北市)

【台北=中村裕】台湾の行政院(内閣)は27日、2020年の実質域内総生産(GDP)成長率が前年比2.54%増加するとの見通しを発表した。8月末時点の従来予想(1.56%増)から大幅に上方修正した。米国や中国向けを中心に、台湾が得意とする高性能な半導体の引き合いが予想以上に多い。高水準の輸出が今後も続く見通しだ。

行政院主計総処の朱沢民・主計長は27日の記者会見で、大幅な上方修正の理由について「輸出が予想をはるかに上回って推移している。高性能な半導体の需要がとても強い」と語った。

半導体の中でも特に、高速通信規格「5G」に対応した新型スマートフォン向けの受注、輸出が増えている。10月発売の新型iPhone向けなどで、台湾の輸出全体の4割弱を占める半導体が経済成長をけん引する。

新型コロナウイルスの感染再拡大の影響も大きい。テレワークなどで使うパソコンなどIT(情報技術)需要はいったん落ち込む見通しだったが、再び需要が盛り上がっている。今年のモノの輸出は3.84%増と前回予測(0.1%減)から大幅に上方修正した。

輸出好調で、民間の設備投資も活発だ。今年は1.47%増になると予測した。特に半導体大手の台湾積体電路製造(TSMC)は今年、前年比14%増の約1兆8千億円にのぼる設備投資を急ピッチで進めている。

実質域内総生産(GDP)の半分を占める民間消費は今年、2.52%減にとどまる見通し。新型コロナの感染拡大を抑えた台湾では4月中旬から7カ月間、域内で感染例が確認されていない。レストランや国内旅行の消費が盛り上がり、今後も堅調な経済の回復が続くもようだ。

同日発表した7~9月期のGDP改定値は前年同期比3.92%増。10月発表時は3.33%増だった。

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