中国・成都と重慶、2032年五輪招致目指す
【重慶=多部田俊輔】中国内陸部の四川省成都市と重慶市が共同で2032年夏季五輪・パラリンピックの招致を目指していることが、27日明らかになった。32年五輪招致では南北共催案の韓国やインドネシア、インド、カタールなども興味を示している。

四川省のスポーツ当局がこのほど公開した資料で、重慶市と共同で五輪招致に乗り出す方針を示した。習近平(シー・ジンピン)指導部が打ち出した成都市と重慶市の一体開発の国家戦略の一環として、五輪の開催で国際的な影響力の拡大を目指すとしている。
夏季五輪を巡っては、21年に延期となった東京に続き、24年は仏パリ、28年は米ロサンゼルスの開催が決まっている。中国では北京が22年の冬季五輪を開催する予定だ。