女性候補擁立に助成金配分 自民・野田幹事長代行
自民党の野田聖子幹事長代行は27日、オンラインで講演し、女性国会議員を増やす方策について「擁立した女性候補者の数に応じて政党助成金の配分に傾斜をかけたらどうか」と述べた。「バランスある政治に貢献した政党がよりベネフィットを得る」とも語った。
国会では2018年に選挙で男女の候補者数をできる限り均等にすることを求める「政治分野の男女共同参画推進法」が成立。ただ、努力義務にとどまるため擁立が進んでおらず、超党派の議員連盟が法改正を検討している。
内閣府は今月、国の女性政策をまとめた基本計画策定に向け「国政選挙の候補者に占める女性の割合を25年までに35%とする」との目標案を示した。フランスでは男女の候補者数に一定以上の差があると政党助成金を減額する方法を取っている。
〔共同〕