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「飲み会は我慢」市民は冷静 名古屋で三たび時短要請

名古屋市中区錦3丁目や栄の一部地域に限った営業時間の短縮要請が29日から始まる。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、夜の繁華街の人通りはまばら。「しばらく飲み会は避ける」。3回目の時短要請を市民は冷静に受け止める一方、飲食店主からは諦めの声が漏れた。

夜の繁華街の人通りはまばらだ(26日、名古屋市中区)

「飲み会はまたしばらく我慢ですね」。栄を歩いていた同市天白区に住む会社員(45)はため息をついた。来週、久しぶりに複数の友人で集まって忘年会を開く予定だったが、取りやめる。10月以降、職場でマスクを外す同僚が増えたと感じていた。「今の感染状況は、皆が気が緩んでいた結果なのかな」

友人とは本来8月に会うはずだったが、その際も感染拡大でキャンセルに。「今度こそはと思っていただけに残念。ただ、自分や友人を守るためだと思って納得するしかない」とうなずいた。

愛知県は26日、新たに198人の感染を確認し、うち名古屋市が92人を占めた。要請対象は錦3のほか栄3丁目の一部、栄4丁目で、前回の8月と同地域だ。三重県でも1日当たり最多となる27人を確認した。感染拡大が収まらない場合、対象エリアを広げたり、期間を延長したりする可能性もあるという。

錦3で居酒屋を営む男性(68)は要請に応じる考えだ。現状午後11時の閉店時間を2時間早める。先週ごろから来客数が大幅に落ち込んでおり、1日あたり2万円の協力金はありがたいという。「今は少しでもお金が欲しい。どうせ店を開けていても客は来ないし……」と諦め顔だった。

錦にあるなじみの居酒屋に向かっていた安城市の男性会社員(39)は、「換気などしっかり感染対策をしている店なので大丈夫だと思う」と言い聞かせる。店主から経営が苦しいと聞いており、店を守りたい気持ちもあるという。大人数は避け、メンバーは3人に絞り、早めに切り上げるつもりだ。

対象地域を絞ることに首をかしげるのは女性会社員(29)だ。26日は郊外の自宅近くの飲食店で少数の友人と鍋を囲む。県の時短要請などの動きを受け、当初予定していた栄の店から切り替えた。「栄や錦で飲むなと言われても、他の繁華街に移動するだけ。一部地域で時短要請をしても、感染防止につながるのかな」とつぶやいた。

(植田寛之)

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