山陰のプロスポーツクラブなど、地域活性化で連携
共同で特産品の販売など目指す
男子サッカーのガイナーレ鳥取など、山陰2県と山口県に本拠を置く7つのスポーツクラブは26日、地域の活性化事業に共同で取り組むことで合意した。各地の特産品の共同販売などを計画していて、2021年度の事業化を目指す。

参加するのはガイナーレ鳥取のほか、男子サッカーの松江シティFCとレノファ山口FC、男子バスケットボールの島根スサノオマジックと3人制バスケの鳥取ブルーバーズ、女子サッカーのディオッサ出雲FC(島根県出雲市)、女子ラグビーのながとブルーエンジェルス(山口県長門市)。
具体的な内容については今後詰めるが、鳥取県のカニなど各地の特産品を各チームのホームページや試合会場などで共同販売することなどを計画している。7チーム共同のネット通販サイトの開設も検討する。
耕作放棄地や高齢化などの課題についても共同で取り組めることがないかを探る。関係者によると、地域課題の解決へ複数のクラブが広域で連携するのは日本初という。
新型コロナウイルスの感染拡大で、観客数が制限されるなどクラブ運営は厳しい状態が続いている。「サッカーのクラブがどうやっているのかなど興味がある。連携することで相乗効果を期待している」と島根スサノオマジック営業部の浅野裕城さんは話している。