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白石被告に死刑求刑、12月15日判決 座間公判が結審

神奈川県座間市のアパートで2017年、男女9人の切断遺体が見つかった事件で、東京地裁立川支部(矢野直邦裁判長)での裁判員裁判が26日、結審した。検察側は強盗強制性交殺人などの罪に問われた無職、白石隆浩被告(30)に「2カ月の短期間に9人もの若く尊い命が奪われ、万死に値する」と死刑を求刑した。判決は12月15日。

弁護側は最終弁論で「承諾殺人や強制性交致死の罪が成立し、死刑は選択できない」と主張した。裁判長から最後に言いたいことがあるかを問われた白石被告は「何もありません」と述べた。

被害者らはツイッターに「死にたい」と書き込むなどしており、殺害の承諾の有無が争点。

検察側は論告で、被害者が失神するまで抵抗を続けたという被告の供述は信用できるとして「殺害の承諾がなかったことに疑いを差し挟む余地はない」と指摘。仮に被害者が自殺を決意していても、レイプ後に殺害され、解体されたことは想定と全くかけ離れており、所持金を委ねる意思表示もしていないとして、強盗強制性交殺人が成立すると主張。刑事責任能力にも問題はないとした。

さらに「自殺志願者を標的にし、インターネットを悪用して巧妙に誘い出した手口は大きな衝撃を与え、世間を震撼(しんかん)させた」とも述べた。

弁護側は被害者がツイッターで首つりの方法などを被告とやりとりしていたとして「殺害を承諾しており、死ぬために会いに行った。殺害のタイミングは被告に委ねられていた」と指摘。被告本人が承諾を否定したことについては「真実を語らず、全てを早く終わらせる方向で供述している」と述べた。

被告に精神障害はないとした起訴前の精神鑑定については「被告の話を吟味したか疑問がある。再鑑定が必要」とした。

最終弁論に先立ち、被害者6人の代理人弁護士が量刑に関し意見陳述。「一方的な判断で惨殺されあまりに屈辱だ」などと訴え、死刑を求めた。

起訴状によると、座間市の自宅アパートで2017年8月下旬~10月下旬、女性8人に乱暴した上、男性1人を加えた9人をロープで首を絞めて殺害し、現金数百~数万円を奪ったとしている。〔共同〕

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