米銀が証券投資に傾斜、預金急増 融資は細る
[有料会員限定]
【ニューヨーク=宮本岳則】米銀が証券投資に傾斜している。JPモルガン・チェースなど商業銀大手4行は2020年に入って証券投資などに約1兆2千億ドル(125兆円)を回した。新型コロナウイルス禍で預金が急増した一方、貸出先が減った。貸し出しで稼ぎにくくなる姿は、90年代後半以降の日本の金融機関と重なる。米銀は収益力の低下に直面しており、部門売却など事業の再構築を急いでいる。
米調査会社ファクトセットの...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1257文字
関連キーワード
関連企業・業界
業界: