JR前橋駅北口再開発、完成は23年 東京建物など着工

JR前橋駅北口の再開発について、事業施行者であるファーストコーポレーションや東京建物などは建設工事に着手したと発表した。分譲マンションや店舗、子育て支援施設などが入居する27階建ての複合ビルを建設する。2023年秋の完成を予定している。
再開発の対象エリアはJR前橋駅前の4千平方メートル弱。複合ビルは地上27階・地下1階で延べ床面積は約2万9千平方メートル。鉄筋コンクリート造り(一部鉄骨造り)で免震構造を採用する。事業費は公表してない。
複合ビルの1~2階には商業施設などが入居。3階以上を総戸数203戸の分譲マンションにする。複合ビルの高さは約93メートル。前橋市内では群馬県庁舎(約154メートル)に次ぐ高さとなる。
完成は23年10月を予定している。分譲マンションについては21年夏ごろにモデルルームを開設して販売を本格化する。
JR前橋駅北口地区の再開発事業を巡っては、当初決まっていた事業者が交代した経緯がある。このため当初に見込まれていた20年度から完成時期がずれ込んだ。