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ミャンマー軍系野党、スー・チー与党けん制 大勝認めず

【ヤンゴン=新田裕一】ミャンマーで軍事政権の流れをくむ野党で国軍系の連邦団結発展党(USDP)は26日、最大都市ヤンゴンで記者会見を開き、民主化指導者アウン・サン・スー・チー氏の与党、国民民主連盟(NLD)が大勝した総選挙の結果を受け入れない考えを改めて示した。選挙のやり直しは求めておらず、2期目を迎える事実上のスー・チー政権をけん制した格好だ。

26日、ヤンゴンで記者会見した連邦団結発展党(USDP)のキン・イー副党首

USDPのキン・イー副党首は会見で「(選挙管理委員会は)準備段階から欠陥が多く、自由で公平な選挙ではなかった」と主張。選挙が公平なら「結果は違ったはずだ」と指摘した。

USDPは記者会見場で選挙不正の証拠とする多くの写真を展示した。同じ名前が書かれた複数の投票所入場券や、期日前投票の現場でNLDのロゴ入りの帽子をかぶる選管スタッフなどだ。

USDPは開票途中の11日の記者会見で発表した声明で「選挙を国軍の協力のもとでやり直すべきだ」と訴えたが、26日の記者会見ではやり直しを求めなかった。キン・イー氏は会見後、日本経済新聞に対して「(11日の声明は)党全体の立場を代表しない」と釈明した。「再集計や調査を求めているだけだ」とも述べ、事実上、修正した。

キン・イー氏は「私たちは(選挙について)国軍と連絡をとっていない」と主張した。国軍報道官は26日「(同日のUSDPの会見は)関知せずコメントしない」と語った。

総選挙は8日投票で上下両院の計664議席のうち、任期満了の改選対象から「治安上の理由」で投票を見送った22議席を除く476議席を小選挙区で争った。選管発表でNLDが83%にあたる396議席を獲得し、歴史的な政権交代を果たした15年の前回総選挙を上回る大勝を果たした。USDPは33議席を得た。

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