レンゴー、植物由来で車軽量化素材 福井に実証工場
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段ボール国内最大手のレンゴーは、プラスチック削減につながる植物由来の素材を強化する。自動車を軽量化できる新素材セルロースナノファイバー(CNF)の実証プラントを2021年にも新設し、量産技術を開発する。自動車向け素材への参入を目指す。化粧品向けも22年に生産能力を4倍に増やす。脱プラ需要を取り込み、段ボール以外の収益源を育てる。
CNFは紙の原料であるパルプをナノ(ナノは10億分の1)メートル単位に細かくときほぐしてつくる。強度は鋼鉄の約5倍で、重さは5分の...
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