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台車亀裂で溶接部に欠陥 南海ラピート、安全委報告

南海電鉄の特急「ラピート」(2019年)=共同

運輸安全委員会は26日、大阪・難波と関西空港を結ぶ南海電鉄の特急「ラピート」で昨年8月、台車に長さ140ミリの亀裂が見つかった重大インシデントの調査報告書を公表した。台車の製造会社が2005年に台車を補強するため実施した溶接部分に欠陥があったことが原因と指摘した。

南海によると、台車は旧住友金属工業(現日本製鉄)が製造した。

報告書によると、モーターを支える台車部分の強度を高める金属板(幅51ミリ、奥行き55ミリ、厚さ19ミリ)を取り付ける際、必要な加工をしていなかったため、十分に溶接できていなかった。施工期間が短く、通常とは異なる手法が採られたが、製造会社内で適切な指示が行き渡らなかった。溶接部分の欠陥が原因で亀裂が発生し、金属疲労で拡大した。

補強した部分は重点検査の対象ではなく、亀裂が生じていても定期検査では発見できなかった可能性があるとした。

問題発覚後、南海電鉄は検査マニュアルを改訂し、補強箇所を4年ごとに検査することにした。

トラブルを巡っては昨年8月23日夜、ラピートの走行中に車掌が異常音を聞いた。同24日未明に車庫で調べると、2号車の台車に長さ140ミリ、幅1ミリの亀裂が見つかった。異常音自体は亀裂と関連性はなかった。

報告書によると、南海電鉄はラピートを6編成(各6両)保有。その後の検査で、別の車両や他の編成の計4カ所で補強した部分にも亀裂があった。〔共同〕

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