世界のコロナ感染、6千万人 米国で増加、欧州は減少傾向
米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、世界の新型コロナウイルスの累計感染者数は26日、6千万人を超えた。5千万人を超えてから20日足らずで1千万人増えた。足元では規制を再強化した欧州では11月中旬から減少傾向だが、米国では増加傾向が続く。

感染者数が世界最多の米国では累計感染者数が1274万人を超えた。全米が感謝祭(サンクスギビング)の休暇に入るなか旅行者の移動が急増しており、感染爆発に警戒が広がっている。
外出制限などを進めてきた欧州は足元で感染者の伸びが鈍った。英国のジョンソン首相は23日、首都ロンドンを含むイングランド地方の都市封鎖(ロックダウン)を12月2日に解除すると表明した。11月24日にはフランスのマクロン大統領が、10月末に始めた新型コロナの外出規制を段階的に緩めると発表した。
世界の累計死者数は141万7千人に達した。世界最多は米国の約26万人でブラジル(約17万人)、インド(約13万4千人)が続く。世界全体の1日当たりの死者数は増加傾向にある。