聖と俗の極みを体現 マラドーナさんを悼んで
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60歳で亡くなったと聞くと「若過ぎる」「早過ぎる」と感じるのが普通だろう。これまでも何度か死の淵からよみがえってきたから、硬膜下血腫の手術を受けた今回も再び元気な姿を見せてくれるものと思っていた。
一方で、彼の人生は、1986年ワールドカップ(W杯)メキシコ大会優勝のような急上昇と、イタリアのナポリ時代にドラッグに溺れ、94年W杯米国大会では禁止薬物の使用で大会中に追放処分を科されるよ...
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