米失業保険申請、77万件 コロナ急拡大で高水準に

【ワシントン=長沼亜紀】米労働省が25日発表した失業保険統計(季節調整済み)によると、15日~21日の週間の新規申請数は77万8000件で、前週の改定値から3万件増えた。2週連続の増加で、10月中旬以来の高水準となり、ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(73万3000件程度)を上回った。
申請件数は緩やかな減少傾向にあったものの、足元で新型コロナウイルスの新規感染者が急増。経済活動が鈍化し、再び解雇が増え始めた。
一方、失業保険の総受給者数は8日~14日の週が607万1000人だった。その前の週の改定値から29万9000人減り、9週連続で減少した。