「ラストバンカー」西川善文氏のお別れの会、1400人参列
9月に82歳で亡くなった西川善文・元三井住友銀行頭取の「お別れの会」が25日、東京・帝国ホテルで開かれた。各界から約1400人が参列し、「ラストバンカー」の異名を取った故人をしのんだ。

西川氏は1961年に旧住友銀行に入行。安宅産業やイトマンなど金融史に残る不良債権処理に率先して取り組んだ。頭取就任後の2001年にはさくら銀行との合併を実現し、三井住友銀初代頭取に就任。06年からは日本郵政初代社長も務めた。
三井住友フィナンシャルグループ(FG)の太田純社長と三井住友銀の高島誠頭取は連名で「積極果敢な経営判断と強力なリーダーシップで、現在の三井住友FGの礎を築いた」とコメントした。
日銀の黒田東彦総裁や全国銀行協会の三毛兼承会長、日本郵政の増田寛也社長らが参列した。新型コロナウイルス感染症予防のため、参列者は順次参列する形となった。
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