寡作な作家が紡ぐ短編 陣野俊史氏が選ぶ3冊
小説 増田みず子著
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増田みず子さんの小説を読まなくなったのがいつのことなのか、正確には思い出せない。1980年代、文芸誌で頻繁に名前を見かけた増田さんの小説は、徐々に数が減っていく。
21世紀にはいると、だいたい年に1作、それもあまり人目につかない雑誌にポツリと掲載されるだけに。しかし、数はとても少ないこれらの小説について、増田さんは「自分の好きな書き方が、やっとわかった」と書く。そんな言葉を小説の中に書きつけてい...
小説 増田みず子著
増田みず子さんの小説を読まなくなったのがいつのことなのか、正確には思い出せない。1980年代、文芸誌で頻繁に名前を見かけた増田さんの小説は、徐々に数が減っていく。
21世紀にはいると、だいたい年に1作、それもあまり人目につかない雑誌にポツリと掲載されるだけに。しかし、数はとても少ないこれらの小説について、増田さんは「自分の好きな書き方が、やっとわかった」と書く。そんな言葉を小説の中に書きつけてい...
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