長野・諏訪に地域商社設立、展示会や物販で地域活性化へ
諏訪信用金庫(長野県岡谷市)のファンドが出資し、諏訪地域の企業経営者が地域商社SUWA(同)を立ち上げた。地元の企業・事業者向けにオンライン展示会の開催や電子商取引(EC)サイトを設立する。販路の拡大などを通じて、コロナ下で冷え込む地元経済の活性化につなげる。

オンライン展示会は、諏訪地域の主力産業の製造業を対象に実施。詳細は今後詰めるが、開催の時期は1年以内をメドとし、規模は数百社を想定する。地元農家の農作物や花を販売するECサイトも開設する。扱う商品の選別やサイトの構築を進め、2021年4月の開設を目指す。
諏訪信金の地域応援ファンドの投資は、地域商社で3件目。同社の山崎賢一代表取締役は「コロナ禍で諏訪地域も影響を受けている。製造業や農業など幅広い産業と関わりを持ちながら、諏訪の活性化を第一に考え、運営していきたい」と抱負を語った。
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