危機下の株高、ITが主導 ダウ平均初の3万ドル
緩和マネーが一極集中
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米ダウ工業株30種平均が24日、史上初めて3万ドル台に乗せた。成長を続ける巨大IT企業がけん引する産業構造の転換で、2万ドルを付けた17年から4年弱で1万ドル上昇した。新型コロナウイルスによる経済危機が生んだ未曽有の株高は、緩和マネーが支えで、実体経済とのズレも目立つ。
米国株の主役は5年ほどの周期で入れ替わってきた。ダウ平均が初めて1万ドルに乗せた1999年の後はインターネットの普及...
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