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ブラックロック、株価指数の運用会社を10億ドルで買収

ブラックロックはアペリオの買収で富裕層向けビジネスを強化する=AP

【ニューヨーク=伴百江】米資産運用最大手のブラックロックは株価指数の開発・運用会社アペリオを10億ドル(約1040億円)で買収することで合意した。アペリオは富裕投資家向けにカスタムメードで株式指数を設定する。ブラックロックは買収により品ぞろえを増やし、一段の事業拡大を狙う。

ブラックロックは投資ファンドのゴールデン・ゲート・キャピタルが所有していた非上場のアペリオを現金10億ドルで買収する。アペリオの運用資産総額は360億ドル。同社は個別株式を集めて指数化する商品を手がけ、ESG(環境・社会・企業統治)投資に特化した株価指数なども投資家に提供できる。近年、米資産運用業界で急成長する「ダイレクト・インデックス」と呼ばれる事業だ。

アペリオは富裕投資家向けに設定する「セパレートリー・マネージド・アカウント(SMA)」を通じて、こうした指数商品を提供している。ブラックロックも富裕層向けにSMAの運用拡大に力を入れている。米国のSMA市場全体の運用資産総額は約1.7兆ドル。ブラックロックのSMA運用資産はアペリオ買収後に約1600億ドルと、全体の1割弱になる。

上場投資信託(ETF)やインデックス投信が急成長するのに伴い、投資家の志向にあった銘柄をカスタムメードで指数化する需要も高まっていた。とくにESG運用を強化する投資家の間では、既存のETFなどでは基準に沿わないとして投資できない例もあるためだ。こうしたニーズに対応してアペリオの運用資産は過去5年間に年率20%のペースで拡大していた。

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