統合15年の通信簿 アステラス安定、成長は第一三共
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製薬業界で2005年に経営統合したアステラス製薬(山之内製薬と藤沢薬品工業)、第一三共(第一製薬と三共)、大日本住友製薬(大日本製薬と住友製薬)が歩み出してから丸15年がたった。薬剤開発の潮流が化学合成からバイオ技術に移る中、規模と効率化を求めた3社は進化できたのか。世界の製薬大手再編も進む中で、今後の活路をつかめているのか、証券アナリストらの視点も交えて検証した。
抗がん剤期待の第一三共、時価総額7兆円台
成長期待を映す時価総額で浮上したのは第一三共だ。統合後は2兆円を割り込む時期も長...
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