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岐阜知事選で保守分裂、新人出馬表明 自民県議団2人推薦

2021年1月24日投開票の岐阜県知事選が「保守分裂」の戦いになる。自民党県連所属の国会議員らが支持する現職の古田肇知事(73)に対し、一部県議が擁立に動いた経済産業省出身の新人、江崎禎英氏(55)が立候補を表明した。県議団は異例の2人推薦を決めたが、県連としては誰も推薦しないこととした。

古田肇氏(写真左)と江崎禎英氏

江崎氏は22日に岐阜市内で記者会見し出馬を表明した。中央官僚として新型コロナウイルス対策に携わった経験を生かし、感染拡大阻止と経済再生の両立を主要政策に据えると主張。「岐阜に新しい風を。コロナの先にある未来を訴え、地域の素晴らしさを発信したい」と意気込みを語った。

過疎や高齢化については「価値の高い農業を掘り起こし地域にあるものを生かすことが活性化のチャンスになる」と強調。保守分裂の戦いになることには「政策そのもので選んでもらえる環境はありがたい」と述べた。

江崎氏は岐阜県山県市出身で、東京大卒業後に通商産業省(現経産省)に入省。08~12年に岐阜県に出向し、総合企画部次長と商工労働部長を務めた。その後は経産省や厚生労働省で医療政策などに従事。20年7月に内閣府の科学技術・イノベーション担当審議官に就き、20日に退職した。

今回の知事選を巡っては大きな影響力を持つ自民党県連の対応が揺れた。現職の古田氏を支持する国会議員らに対し、県政の主導権を握りたいベテラン県議らが江崎氏の擁立を模索。県連として支持候補の一本化を目指したが、難航していた。

選挙日程が迫るなか、22日に県議が総会を開いて古田、江崎の両氏を推薦することを決めた。知事選で複数の候補を推薦するのは異例だ。岐阜県知事選で保守が分裂するのは1966年以来、およそ半世紀ぶりとなる。

県連会長の野田聖子衆院議員は24日、東京の自民党本部で記者会見を開いて対応を説明。「それぞれの自由意思に任せる。割れることは問題ではなく新しい動きとして評価すべきだ」と述べ、県連としては誰も推薦しない方針を明らかにした。

任期満了に伴う知事選は1月7日告示。ほかに元県職員で無所属新人の新田雄司氏(36)が立候補を表明している。

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