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川重、原子力事業から撤退 水素に人材振り向け

川崎重工業は24日、原子力関連の事業から撤退すると発表した。原子力発電所関連の保守などを手掛けるアトックス(東京・港)に設備設計などの事業を譲渡することで同日、基本合意した。譲渡額や事業規模は非公表だが、原子力事業の人員は他部門との兼務も合わせて20人程度。エネルギー関連でも選択と集中を進め、水素技術の開発に人員を振り向ける。

川重は原発設備メーカーに蒸気発生器などの主要部品を提供するほか、廃炉・廃棄物処理を手掛けてきた。部品や設備の設計や調達、据え付け工事などの事業を譲渡する。2021年3月にも本契約を結び、同年4月に事業を譲渡する。技術支援は23年3月末まで続ける。

原子力事業の拠点は神戸工場(神戸市)。譲渡対象には設計技術などを含むが、人員は含まない。同事業は1969年に始め、日本初の商業用原発である日本原子力発電の東海発電所向けなどにも納入してきた。

世界では原子力企業の経営は揺らいでいる。日立製作所は9月、英国の原発の新設計画からの撤退を発表。仏原子力大手アレバ(現フラマトム)も経営不振に陥り、仏電力大手EDFの傘下に入ったほか、米ウエスチングハウス(WH)も破綻した。

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