自動暗号化ZIPファイル廃止 内閣府と内閣官房
デジタル相「不適切」

平井卓也デジタル改革相は24日の記者会見で、内閣府と内閣官房の職員がメールでファイルを送付する際に使う「自動暗号化ZIPファイル」を26日に廃止すると発表した。パスワードを記載したメールが同じ経路で届く仕様に関し「セキュリティー対策や利便性の観点からも適切ではない」と指摘した。
代替策は決まっていないと説明し「(パスワードを)電話で教える」などと例示した。民間企業の対応を参考にセキュリティー向上策を検討する。
政府がデジタル政策へのアイデアを募った際、ZIPファイルの廃止について多くの意見が寄せられ対応を決めた。