目隠しシールと法務省令 株主総会「いいね」への道
編集委員 前田昌孝
[有料会員限定]
シンガポールの投資ファンドが郵送した東芝の議決権行使書が集計から漏れた問題は、株主総会の実務に絡む様々な課題をあぶり出した。なかでも書面投票のはがきに貼られた目隠しシールをはがす膨大な作業は、効率的な票の集計の障害になっており、法務省令を改正してでも解消した方が良さそうだ。新型コロナウイルス下で今後増えそうなオンライン(バーチャル)総会でも、議決権行使を巡って多種多様な問題が浮上する可能性がある。...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り2979文字
関連企業・業界
業界: